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ビジラボ28:脳ミソのアップデート

最近リスキリングが話題に上がる事が増えてませんか?

今日は、地域社会や若者、国際社会への奉仕活動をしている「ロータリークラブ」の、
若い世代の集まりである「ローターアクト」(「青年部」的な組織)の研修に来ています。

私も15年くらい前まで、ローターアクトに所属していて、
東京都の地区代表も務めさせていただいたので、
”ローターアクトの事は熟知している”のですが、
今日は、私の所属している日野ロータリークラブの担当者の代理出席しています

それで、この「知っている」「熟知している」という感覚が非常に良くない!

私がローターアクトとして活動していたのは、「15年も前」の事です。
社会の移り変わりが早く「十年一昔」どころか「三年一昔」と言われる世の中、
なのに「15年も前」の情報・活動しか知らないのに
「俺は熟知している」と勘違いしてしまう訳です。

実際は15年も時代が進んでいるわけですから
 ・昔(15年前)のローターアクトの事は自分が学んだり見聞きした範囲で知っている
 ・効果的な活動をするには「最新の情報、方針」を理解する必要がある
いわゆる”浦島太郎状態”であることは、冷静になるとわかるんですが、

色々な組織で同様に
”昔話”を元に”情報のアップデート”をせずに”意思決定”がなされているのが日本です

むしろ
 ・その過去の知識が「固定概念」になって「今」を理解する妨げになるかもしれない
という事に見向きをせず、古い人間が、古い感覚で、意思決定をしています。

で、国の政治から、町内会に至るまで、あらゆる組織が衰退しているのは、
数年前から「老害(権力の座に居座る年寄り)」が悪い!!
という話が出ていますが、

正しくは「知識不足」「能力不足」「向上心不足」「未来ビジョンの欠如」な人間が
いつまでも権力にしがみついていることが問題だと感じています。
若くても、上記のような人間は「老害」であると考えます。

そして、
そういった賞味期限が切れて腐ってしまった権力者の方を叩くのではなく、
返り血を浴びる事を恐れて、そういった権力者におもねる人も良くない。

そういった腰巾着が、権力を「禅譲」してもらったとしても、
権力者の年齢が少し若返っただけで「判断基準」は何も変わらないと感じています。

「権力者」と書きましたが、「権力者」と言われる時点でおかしいのです
「指導者」「リーダー」が組織を運営する為に必要なのが「権限」であり、
本来「権力」等というものは必要ないのではないでしょうか?

「日々是勉強」「一生勉強」と言われるように、
社会が変革を続けている限り、「老害」にならないよう、
常に学び続けていきましょう!

変化するスキルを学ぶのも大切ですが、
それ以上に「物の見方・考え方」も柔軟にアップデートしていきたいものです。