国や組織を代表する・・・ということ
今日は、サッカー日本代表と北朝鮮代表の試合をテレビ観戦しながら、
ふと感じた事をシェアしたいと思います。
普段、Jリーグを見ない方や、あまりサッカーに興味が無い方でも、
代表選を見る人は、けっこういらっしゃると思います。
かく言う私もその一人です・・・。
サッカー以外にも、野球・バスケットボール・バレーなど、
他のスポーツでも世界戦は「がんばれニッポン!」と、応援したくなりますよね。
昔から、スポーツはナショナリズムの高揚に使われてきたのが解ります!
各スポーツの日本代表の試合を見ていると、共通して感じるのが、
「日の丸」を背負っている事に対するモチベーションと責任感の強さです。
決して、普段のクラブチームでの試合が手を抜いていると言う訳ではありませんが、
代表戦は、特別な意気込みと「日本を代表しているんだ!」という自負が感じられます。
この「○○を代表している」という気概が、
高いパフォーマンスを引き出し、更に成長する為に非常に大切だと思う訳です。
日々の仕事においても、経営者は会社の代表です。
なので「社長の言った事 = 会社の方針」になるわけですし、
そこは責任感を持っていると思います。
一方で、サラリーマンはどうでしょう?
当然、会社の代表(社長)ではありませんし、
上司の指示のもとに動いているのだと思います
たとえそうだとしても、目の前の相手(お客さまや取引先など)からすれば、
「会社を代表して、お客様の対応をしている人」と考えるのが妥当でしょう。
その担当者(お客様にとっては相手の会社の代表)が、
無責任な発言をしたり、自分の過去の発言に責任を取らなかったり、
はたまた「自分には決裁権が無いんで~」等と悪びれもせず、
言い訳をされれば、「次はこの会社との取引は無いな~」と
愛想をつかされる可能性が、極めて高いと思います。
一方で、「自分には決裁権が無いけど、社外の人と打ち合わせる前に、決裁者と意見をすり合わせて、会社としてしっかりとした返答をしよう」と考え、事前準備をした担当者は、
相手先から信頼を勝ち取るだけではなく
「この会社の社員さんは立派だなぁ・・・こういう人がいる会社は良い会社だなぁ」と
会社の評判を高める事にもなりますよね。
こういう「会社を代表している意識」を持った社員を育てるにはどうしたらよいか?
それはきっと、
経営者も「自社を代表する」というのは、当然・・・というか事実なので、
それ以上の物を「代表している意識」で事に当たるのが良いのではないでしょうか?
例えば、お客さまに対してや、異業種の人が集まる席では
「○○業界を代表している」と思えば、業界の評判を落とすような行動はしませんし、
遠方に行った際は
「○○市を代表している」と気を引き締めれば、街の評判を高められるかもしれません。
自分よりも大きな「○○」を代表している意識を持って生活する事で、
自分の器が、それに見合って大きくなるのではないでしょうか?
昔から「役職が人を育てる」と言いますが、そういった効果なのだと思います。
であれば、役職が付いていなくても、自分がその役職・役割・立場に在るんだと仮定して、
物事に取り組む事で、人としても、職業人としても成長すると思います。
実際は私は、中学生くらいの頃から、新入部員にも関わらず
「自分がキャプテンだったら、練習をこう変える」と考えていましたし、
社会に出ても
「自分が上司だったら」
「自分が社長だったら」
「自分がこの会の会長だったら」など、
常に「自分がリーダーだったらどうするか?」を考えていました。
「今の自分より、一つ・二つ上の立場を代表する」という意識で、
事に当たっていきましょう!!