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ビジラボ21:値上げと賃上げ、心の余裕

「安いは正義」ではないよね!

航空会社のFSC(フルサービスキャリア)とLCC(ローコストキャリア)の話を書いたら、思いのほか、色々とご意見を頂いたので、続きを書きたいと思います。

コロナ前までは、毎年、最低賃金が上昇し続けているにも関わらず、
「安いは正義」的な風潮があったと思います。

しかし、コロナ対応で様々な費用が掛かったうえに、
ソーシャルディスタンスを保つため、客数を制限する必要があり、
企業努力でどうにかできる限界を超え、値上げラッシュを迎えているのだと思います。

何を買うにしても「値上がりしている」というのは
一消費者としては、困った事ですが、
社会全体としては「良い傾向」だと思います。

世界中の人の賃金が上がっているのに、
日本人だけは、30年前と変わらない(むしろ下がっている)という事で、
世界の中で日本人が、相対的に貧しくなっているという事です。

なので、最近の賃上げは、賃金を出す方(会社)は厳しいのですが、
従業員(消費者でもあります)の給料が上がれば、
購買力も上がり、経済の回りが良くなります。

そして 
物価上昇率より、賃上げ率の方が上がって行けば、
実質賃金というやつが上昇して、
人々の暮らしに少しは余裕が生まれるんですよね。

多少なりとも、お金に余裕が生まれれば、
心にも余裕が生まれて、
より良い社会になるのではないか・・・

その為には、社員にちゃんとした額の給料を払える経営をする事が
大切だと改めて思いました。

良いサービスを提供し、それに見合った正当な対価を、
当然のものとして請求できる社会を作っていきましょう!!