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ビジラボ34:好きな事を仕事にするのは正解か?

就職氷河期世代、気付けばアラフィフのまんぼぅです。
今の時代は「人手不足」「リモートワーク」「副業」など、
とにかく働き手が不足している・・・と世の中では言われている。
(本当に人手不足なのか、というのはまたの機会に!)

さて、そんな事もあり、
副業を始める人も増えています。

実際に、創業相談、創業スクール等も
「今の会社はそのまま働き続け、副業で起業したい」という方が増えていて、
創業支援、起業家支援界隈は盛り上がっているわけですが、

そこでよく言われるのは
「せっかく起業するのだから”自分のやりたい事”で起業した方が良い」という事です。

こんなこ事を言うと・・・
相談に来る人が減るかもしれませんが・・・

私は、
安直に「好きな事・やりたい事」を仕事にするのは反対です。

お客様は、我々商売人がその仕事を「好きかどうか」に対して
注文をし、お金を払う訳ではないからです。

商品・サービスが良ければ購入をし、
商品・サービスの対価としてお金を払うわけです。

そこに、売り手の「好き・嫌い」は関係ない・・・
いや・・・「嫌い」は関係しますね。

イヤイヤ作った商品、イヤイヤ対応した時のサービスというのは、
酷い質でしょうから・・・。

なので、重要なのは、
「好き」を仕事にすることよりも、

「イヤイヤ」仕事に取り組まないこと、
仕事をするからには、一見嫌な仕事も、
その中で「好き」「楽しい」を見つける事だと思います。

30歳を過ぎた大人なら「自分の顔に責任を持つ」といわれます。

これは、カッコイイとかキレイとかではなく、
普段から機嫌よくいる事を心掛けるのと、
チョットしたことにイライラしているのとでは、
表情(むしろ人相)が違ってくるよね!
という事で、

・不機嫌を人のせいにするな
 ・不機嫌を人にぶつけるな
 ・自分の機嫌は自分で取れ
という、マインドが大切だという話しです。

仕事に対しても
 ・上司ガチャに外れたから
 ・仕事が面白くないから
 ・周りの人間と合わないから
というのではなく、

 ・上司や同僚がどんな人か関係なく結果を出す事にコミットする
 ・仕事の中で自分の裁量を増やし、面白味を見出す
という姿勢で仕事をすると、
後々、起業した際に役に立ちます。

実際、起業をしたら、
アタリもハズレもなく、
上司自体がいなくて、全部自己責任だし・・・。
何なら部下ならまだしも、外注先のミスですら、
お客様に対しては、全面的に自分が責任を取る必要があるし。

何かを、誰かのせいにしているうちは、
起業をするのはまだ早い・・・というか、
起業家としては精神が幼いので、マインドを高める時期かもしれません。

話しがそれましたが、
「好きな事を仕事にする」と考えているうちは、
自分中心に世界が回っているという認識なのかもしれません。

それよりも
「自分が、今まで以上に人の役に立てる事は何か?」を考えて
それを仕事にする思考が、
自分もお客様もwin・winの関係を築く事になるのではないでしょうか。

「好きこそものの上手なれ」というように、
そもそも好きでもないことは上達しないので、
「今まで以上に人の役に立てる事」が、
結果的に、あなたの「好き」を見つける事になるかもしれません。

私も改めて「今まで以上に、人様のお役に立てる事」を見つめ直したいと思います。